田松さんのレスミルズダンス人生(Dance Advance取材)

田松良太さんは、週に3度は欠かさず通うフィットネスクラブのスタジオに足を運んでいる。 仕事をリタイアした後も、生活にリズムを与えてくれるのはダンスであり、その中でも彼がとりわけ夢中になっているのが「レズミルズダンス(Lesmills Dance)」だ。

初めて体験した日の思い出

田松さんがレズミルズダンスに出会ったのは、2025年1月。スタジオの照明が落ち、イントロが流れ始めると、彼の表情は自然とほころぶ。インストラクターが「Ready? Let’s go!」と声を上げると、全身が反射的に動き出す。決して若者のような俊敏さはない。だが、彼の動きには経験に裏打ちされたしなやかさと、心から楽しむ余裕があった。

ハウスやポップス

「Lesmills Dance」の魅力は、ジャンルを超えて音楽と一体になれることだ。ヒップホップのビートに合わせて腕を振り上げる瞬間もあれば、ハウスやポップスに身体を任せて流れるようにステップを踏むこともある。田松さんは踊りながら、青春時代に夢中で通ったダンスホールやディスコの記憶をふと思い出す。 「踊る喜びって、あの頃と変わらないな」

鏡にうつった自分の笑顔

プログラムが進み、最後のトラックで全員が一斉にジャンプしたとき、スタジオの鏡越しに見えた自分の笑顔に、田松さんは驚いた。年齢を重ねてもなお、心は軽やかで、体は音楽に突き動かされている。汗が背中を流れていく感覚すら、彼には心地よかった。

「ダンスホールだ」

レッスンが終わると、仲間たちと軽く挨拶を交わしながら、田松さんは胸の奥でひそかに思った。 「自分にとってレスミルズダンスは、ただのエクササイズじゃない。音楽と人生をつなぐ、新しいダンスホールなんだ」

「今を生きる歓び」を象徴

夜、帰宅してからも、頭の中にはあのリズムが鳴り続ける。 田松さんにとって、Lesmills Danceは「今を生きる歓び」を象徴する時間だ。